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コタロー 大建中湯 エキス細粒
主 治
腹が冷えて痛み、腹部膨満感のあるものに、身体を内側から温めて体力を補う漢方薬。腸閉塞(イレウス)(術後腸閉塞症)
脾陽虚証(腹部が冷え・膨満感・軟便性便秘)/胃寒証(胃に寒邪が侵入)
【適応症】
慢性胃炎、慢性腸炎、尿管結石、胃下垂、胃アトニー、弛緩性下痢(泄瀉)、弛緩性便秘、慢性腹膜炎、腹痛、腸疝痛、慢性腸狭窄、腸内ガスによる腹痛、回虫症、胃拡張症、遊走腎、腹膜癒着後遺症、流産癖、腎結石、胆石症、喘息。
【こんな時には】
●腸閉塞症の治療における大建中湯の投与は、数多くのエビデンスが蓄積されており、治療の第1選択となり得ます。とくに消化管術後早期の大建中湯の投与は、早期離床および入院期間短縮に有用です。
●便秘型の過敏性腸症候群や通常の下剤で治療に難渋する慢性便秘に対して、大建中湯が有効な場合があり、不定愁訴としての腹部膨満感に対して選択肢の一つです。
●最近の研究により、大建中湯の抗炎症作用が明らかになり、クローン病などの炎症性腸疾患に対しても効果が期待できます。
●エキス剤の場合、熱湯に溶いて温かいうちに服用したほうが効果は高く、十分な治療効果を得るためには、エキス剤の全量投与(ツムラ15g/日、コタロー27g/日)が望ましいです。
●主な副作用は下痢や肝機能異常ですが、重篤な副作用は少なく、安全性の高い薬剤といえます。
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2188 | 3.0g×168包(18.7日分) | 6,560円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【大建中湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
![]() そのため、冷えると腸の活動が鈍り、おなかが痛くなります。漢方に詳しい医師に腸の動きをよくする大建中湯を勧められ、痛みが起こるたびにこれを服用していました。 以前はそれで痛みが治まっていたのですが、最近になって、それでも痛みが止まらないことが何度かあり、医師に相談したところ、へそから上の痛みには小建中湯、下の痛みには大建中湯を飲むとよいと教えられました。今ではこの方法で症状をコントロールしています。 ・現代病名:腹痛 |
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![]() 2~3年前より、寒い目にあったり、疲れたりすると胃痛が起こり、激しいときは吐く。 春と秋に多く起こる。手足は冷えやすく、血色はわるい。腹は全体に軟弱で、指頭で軽く腹壁を刺激して、しばらく凝視していると、腸管の蠕動運動を見ることができる。脈は遅弱である。 これをのむと疲れなくなり、ニカ月ほどで見違えるほど血色がよくなり、冷えも腹痛も起こらなくなった。 ・現代病名:胃痛嘔吐 |
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![]() 約1年前から胃のぐあいが悪く、食後呑酸腹鳴をきたし、下痢が続き、わずか一年の間に5貫匁以上(約19kg)痩せ、現在36キロ(9貫500匁)しかない。全身倦怠感甚だしく、一日中ただ横臥している。諸治療も効なく、このままでは半年も命がもつまいと自ら考えている。 長身で骨と皮ばかり、一見骸骨のごとく、顔色蒼白、食思全くなく、むりに粥を流し込むと、あとで胃がもたれ、酸水が口中に逆流し、不快感が甚だしい。腹鳴が強く、蠕動亢進をときどき自覚し、自覚的には腹に力がなく、足の冷えが甚だしい。大便は二日に一回であるが、いつも下痢便で、月経は数カ月間ない。脈は沈遅弱で、舌は先の方は灰色、奥の方は褐色で、厚い乾燥した舌苔である。腹力軟弱、腹壁薄く、心窩部はわずかに抵抗と圧痛がある。 大建中腸を与えること96日、諸症好転し、4貫匁(15kg)も体重が増加をきたして全治廃薬した。 定義:1貫=(15/4)kg=3.75kg 1匁(mom)=3.75g ・現代病名:胃下垂兼胃アトニー症 |
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![]() 腹が張って大きく、腹中に痛みあり、便秘性で大便は堅い。医師は腹膜だという。 腹が張って大便が堅いので、大承気湯を与えた。すると便通があって、一時楽になったが、翌日は再び張って前と同じだという。そこでさらに承気を2~3回服したが、何ともらちあかず、これを裏寒として大建中湯を与えたところ、一貼にてさっぱりとして治った。 この人には吐気はなかった。 ・現代病名:腹膜炎 |
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![]() 20日前に盲腸炎にかかり、内科治療をうけて軽快。一週間以来再び下腹部落痛を発した。 体温37度5分、脈浮弱数で、舌には黄苔あるも乾燥せず、上腹部は一般に軟弱であるが、下腹部は右腸骨窩部に類円形の小皿を伏したような膨隆と抵抗を感じ、癖痛を訴え、過敏圧痛がある。腸の蠕動不安がある。下痢数十回粘液便である。便意を催すと落痛増加する。これは盲腸炎によるドウグラス窩膿瘍である。 蠕動不安を目標として大建中腸で軽快し、安眠できるようになり、膨隆は縮小してきた。 一週間服用の後、多量の悪臭ある膿を大便とともに排泄し、諸症状が漸次消失し、その後10日間の服用で全治した。 ・現代病名:ドウグラス窩膿瘍 |
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![]() 初診は昭和31年2月であった。15年前に卵巣嚢腫の刷出手術をした。手術後腹痛を訴えたので再手術をした。その後虫垂炎となり、開腹手術をしたが、癒着のため困難をきわめたという。下腹はメスの痕で一杯である。昨年6月に胆嚢炎といわれ、黄疸を起こした。12月になると右の下腹が張って、すごく痛み、高熱が出たので外科病院に入院した。あまりに傷跡が多く、癒着がひどいので、手術はしない方がよいと保存療法をしてくれて、やっと激しい症状は去った。退院したが37度を越す微熱が続き、全身倦怠感が甚だしく、嘔気があり、口渇を訴え、足冷が甚だしく、右下腹部の惨痛を庇護するため、身体が右へ曲がってしまった。 顔色は黒ずんで汚ない。痩せ衰えて骨と皮ばかりという感じ。体重は35キロ(9貫目)しかない。腹は心下部播硬状、右下腹部に抵抗圧痛が甚だしく、脈は細くてしかも緊脈である。舌に白苔がある。 私は初め桂枝加芍薬湯を与えたところ、腹張りと腹痛と冷えが軽くなった。体重も少しずつ増加してきた。 その後肩背痛や右脇痛などを訴えたとき、延年半夏湯・平肝流気飲を与えたこともあるが、何ともはっきりしなかった。腹は張っているが右下腹癒着のところに蠕動亢進を自覚し、腹鳴もある。そこで大建中腸と小建中湯を合方し(私はかりにこれを中建中湯と呼んでいる)て与えたところ、腹痛や腹張が非常に軽快し、軽作業ができるようになった。 定義:1貫=(15/4)kg=3.75kg 1匁(mom)=3.75g ・現代病名:手術後癒着腹痛 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。
中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。
身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。
ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。
このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。
この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。
中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
脾陽虚(脾陽不振・脾陽虚弱・脾胃虚寒) »
胃寒(寒痛) »
漢方を世界へ »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 ![]() |
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【中薬大分類】温裏(補陽)剤…体内を温める方剤です。即ち、裏寒を改善する方剤です。 【中薬中分類】温中散寒剤…中焦の冷え(裏寒)に用いる方剤です。中焦脾胃の陽気が虚衰して、運化と昇陽が不足し、腹痛・腹満・食欲不振・口渇がない・下痢・悪心・嘔吐・舌苔が白滑・脈が沈細または沈遅の症候がみられます。 |
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【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】中焦陽虚・陰寒内盛(ちゅうしょうようきょ・いんかんないせい) 【中医学効能(治法)】 温中散寒・補脾緩急・解痙止痛・補気健脾・降逆止嘔 【用語の説明】(term)
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【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue)
淡白・湿潤・白滑苔・時に地図状舌

脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse)
沈細遅、あるいは沈緊です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】


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製薬会社・電話
【問合せ先参照】
医薬事業部 お客様相談室
06-6371-9106
備 考
【備考参照】
(remarks)
●弱ったおなかに効く「建中湯」トリオ
乾姜、人参、蜀椒、膠飴という4種類の生薬で構成される「大建中湯」に対し、桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜、膠飴の6種類の生薬で構成されているのが「小建中湯」です。蜀椒がない分、大建中湯より効き目がマイルドなため、主に消化器系が弱く頻繁に腹痛を起こす虚弱児に用いられます。また、桂枝、芍薬、甘草、大棗、蜀椒、生姜、人参、膠飴といった8種類の生薬で構成される「中建中湯」は、大建中湯と小建中湯を合方した漢方薬で、漢方の名医、故・大塚敬節博士が創方したものです。主に癒着性のイレウス(腸閉塞)の治療や予防に用いられます。
いずれも、建中湯の「中」は消化器系の内臓を指していて、体力が低下した人や、虚弱体質の人の弱った腹部を改善するのに有効な漢方薬です。
●主治:脾胃陽虚・寒気上逆
●効能:温中補虚・降気止痛