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コタロー 消風散 エキス細粒
主 治
慢性湿疹(分泌物の多いもの)、蕁麻疹(じんましん)に、かゆみが強く、分泌物の多い皮膚病を改善
アトピー性以外の湿疹・蕁麻疹(じんましん)
【適応症】
湿疹、蕁麻疹、水虫、あせも、皮膚掻痒症、アトピー性皮膚炎
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2151 | 2.5g×42包(2週間分) | 3,811円(税込) | ||
k2152 | 2.5g×168包(56日分) | 12,924円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【消風散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈慢性湿疹〉 36歳の男子です。色の浅黒い人で、7年前より湿疹にかかり、皮膚科にかかったり、温泉に行ったりしたが治らない。断食や食養生をすると、いったんはよくなるが再発する。そこで漢方治療と食養生を併用することにした。この患者の湿疹は、顔面一杯と手足に広がり、掻痒がひどく、患部から分泌物が流れ、ところどころに痂皮を作っている。口渇があり、大便は1日1回である。 これに消風散を与え、食養生として、砂糖、アルコール、牛肉、鶏肉、まぐろ、さばなどの魚類を禁じた。7ヶ月間漢方の服薬と食養生を守ったところ、九分どおりよくなった。 消風散の証と診て本方を与え、3日後にかえって分泌物が増加し、逆に悪くなった例もある。これは瞑眩で5日目から症状が軽くなり、半年続けて全治した。 ・現代病名:慢性湿疹 |
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〈癜風〉 高校で野球をやっている体格のよい17歳の男子。主訴は癜風である。一年前の夏より発症。患部は前胸部から後背部にまでおよび、淡褐色の斑が広範囲に拡がっている。発症時、市販の軟膏をつけたが全く効果がなく、また自覚症状として痒みもないのでそのまま放置していた。(秋から冬にかけてほとんど目立たなかったからということもある)ところが、最近再び目立ちはじめ、人からも指摘されるようになり、気になりだしたとのことで来店。本人によればかなりの多汗症で、普段よく口が渇き、清涼飲料水等を大量に飲むという。この患者に消風散を20日分与えて様子をみたところ、症状の約1/3が消失し、口の渇きもいくらか治ってきたという。今年は完全に治したいとのことで、現在も服用を続けている。 ・現代病名:癜風 |
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〈消風散で乾癬が好転した〉 Yさんは30代後半の女性です。1年前にひざの辺りに湿疹ができて、かゆみをもち、足もむくんでしまいました。外用薬を患部につけたりしていましたが、なかなか治らず、ここ数カ月は湿疹が広がりはじめ、ひじや頭皮などにも症状が出てきました。近所の皮膚科では治らず、大きな病院を訪れたところ、尋常性乾癬との診断です。しばらく治療を受けていたものの、一進一退といった状況が続いていました。 そこで、家族とも相談して、漢方も試してみようということになったのです。漢方を扱う病院に相談すると、消風散を処方されました。2ヵ月ほど飲み続けたところ、皮膚の赤みが薄らいできて、かゆみもなくなったのです。 現在でも漢方治療を続けていますが、治療開始時に比べるとずいぶん症状はよくなってきたとのことです。 ・現代病名:乾癬 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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【中薬大分類】治風剤…風(ふう)の邪による失調を治す方剤です。即ち、外風を疏散したり、内風を平熄する効能をもち、風病を改善する方剤です。 【中薬中分類】疏散外風剤…体外から侵入した外風を治す方剤です。 |
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表熱実(ひょうねつじつ) …証(体質・症状)が、表証(体表)、熱証(熱感・発赤)、実証(体力中くらい以上)、湿証(湿潤)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】皮膚風湿熱(ひふふうしつねつ) 【中医学効能(治法)】 疏風・清熱化湿・養血潤燥・利水・去風 【用語の説明】(term) 疏風(そふう) »…疏風:風の邪気を分散させることです。 清熱化湿法(せいねつけしつほう) »…寒涼性の生薬を用い、湿や熱邪、発熱・嘔吐・下痢・尿不利・腹脹を治します。 養血(ようけつ) »…血を増やすことです。 潤燥(じゅんぞう) »…乾きの状態を改善することです。 風湿表証(ふうしつひょうしょう) »…体表から風湿の邪が侵入して起こる悪風、しめつけられるような頭痛、関節痛、倦怠感、微熱などの症状です。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 紅、多く微黄苔をみとめます。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 浮実で数です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、軟便、下痢等があらわれることがある。]
2.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
3.著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
補足説明
【関連項目参照】
製薬会社・電話
【問合せ先参照】
医薬事業部 お客様相談室
06-6371-9106