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コタロー 十全大補湯 エキス細粒
主 治
衰弱しきった身体を回復へと導く完全無欠の漢方の妙薬
わずかな陽気を伴う気血両虚証・疲れると横になりたい方
【適応症】
病後・産後の衰弱、自律神経失調症、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血、消耗性疾患あるいは手術による衰弱、産後衰弱、低血圧症、神経衰弱、胃腸虚弱、胃下垂、白血病、癌、悪液質、脱肛、子宮出血、痔瘻、腎結核、カリエス
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1639 | (N48)2.5g×189包(31.5日分) | 11,829円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【十全大補湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈肝炎〉 56歳、女性。身長156cm、体重62㎏。主訴はC型肝炎。インターフェロンによる副作用からか、体のあちこちに内出血、口腔も出血しやすくなっている。血小板20000個/㎜3。疲れやすく、物忘れもする。 口が苦く、舌苔あり、のどが渇くが、水はのみたくない。舌苔等から柴胡剤も考えられるが、脈が全体に細く、特に左関上と尺中が特に虚していることや主訴を考慮し、十全大補湯を投与した。服用1ヶ月くらいから、体調がよくなってきてお'り、血小板も少しずつ増え、1年8ヶ月後の現在、日常生活に支障ない程度になり、目下続けて服用中。 ・現代病名:肝炎 |
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〈疲労倦怠、貧血〉 42歳、女性。疲労感を訴える患者。少し動くとすぐに疲れてしまい、体がだるくてしょうがないという。内科、婦人科などの医院を受診し、貧血と診断される。造血剤を服用したが、あまり効果がないため、漢方薬の服用を希望している。体は中肉中背であるが、顔色は青白く血色がよくない。胃腸は正常で便秘や下痢もない。気血の両虚と考え、十全大補湯を投与した。服用1ヶ月後には、顔に赤みが差し、疲れをそれほど感じなくなってきた。更に2ヶ月の服用により、貧血も改善された。 ・現代病名:疲労倦怠、貧血 |
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〈精神的ストレスによるしみ〉 製薬会社に勤める男性(30歳代)が、顔に黒いしみができたといって漢方研究医のもとを訪ねました。しみは、眉間にそばかすのように現れ、過労になると色が濃くなり、体調が良好なときは薄くなるというものでした。男性は、自身が薬を扱う仕事でもあり、かなり神経質になっていて、人と会うのが苦しい状態だったといいます。 男性は、身体的にあまり特徴がない中で、腹直筋がピンと張っていましたが、これはしみとは直接関係せず、むしろ精神的ストレスによる心身症と診断されました。女性なら加味逍遙散が使われるところですが、男性なので十全大補湯が処方されたそうです。 服用を続けた結果、1ヵ月ほどたつと、しみはだいぶ薄くなり、さらに3ヵ月もすると、ほとんど分からないほどに改善されたのでした。その後は、漢方研究医の腹診に基づき、十全大補湯を柴胡桂枝湯に替え、体質改善を目的に今でも漢方薬を服用しているそうです。 ・現代病名:しみ |
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〈抗がん剤と併用して貧血を改善〉 大柄でよく笑うTさんは60歳の主婦です。閉経後に太りだし、同時に肩こりに悩まされるようになりました。あまりにひどい肩こりは乳がんの疑いがあると友人から聞いたTさんは、心配になり乳腺専門の医師のいる大きな病院へ行ってみました。すると、左の乳房に乳がんが見つかったのです。幸いほかの臓器に転移はなかったものの、左の乳房は完全に切除しました。 手術後、抗がん剤と併用して、貧血気味なので十全大補湯に生薬を加味したものを処方してもらっていました。術後5年の今では抗がん剤の使用も終わり、毎年1回の検診でも異常はなく、漢方薬では当帰芍薬散を飲んで元気にしています。 ・現代病名:乳がん |
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〈術後の不調を十全大補湯が解消〉 小学校教諭のAさん(44歳・女性)は、2年前に胸のしこりを発見し、病院で検査を受けたところ、1期の乳がんと診断されました。医師からは温存療法も可能との説明を受けましたが、再発・転移をおそれたAさんは、乳房切除術を選択しました。ところが、手術後は激しい倦怠感と食欲不振に悩まされ、術前に60㎏近くあった体重が40㎏台まで減少してしまったのです。 そこで、退院後、漢方薬局を訪ねたところ、薬剤師に十全大補湯を勧められました。指示どおりに1日3回服用していたところ、2ヵ月ほどで食欲が出はじめ、体力も徐々に回復してきました。 術後半年ほどで教職に復帰したAさんですが、今では生徒たちと一緒に校庭を走り回れるほど元気になったそうです。 ・現代病名:乳がん |
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〈だるさとむくみが取れた〉 Fさん(25歳・女性)はだるさが取れず、疲れやすくて根気もありません。のどが渇くので、いつも水を飲んでおり、足もむくんでいました。さらには、食べると下痢をするという状態です。そこで近くの漢方薬局で相談したところ、六君子湯と十全大補湯を処方されました。胃腸を丈夫にして、水分代謝をよくするという漢方薬です。すると、半月でむくみが取れ、下痢も治り、だるさも消えました。その上、ざらざらしていた肌もキレイになり、思わぬ効果に大喜びでした。 ・現代病名:だるさとむくみ |
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〈十全大補湯で白血病に勝つ!〉 半年ほど前から貧血などによる体調不良に悩まされていた自動車メーカー営業課長のEさん(53歳)は、社内検診で血小板の減少など、血液の異常を指摘されました。不安になったEさんが大学病院で精密検査を受けると、急性白血病との診断。その後、入院を指示され、抗がん剤治療を受けたのですが、吐き気や全身 の脱力感などの副作用がきつく、治療を続ける気持ちが徐々に薄らぎ、生きる希望も失いかけていました。 そこで、担当医師が同じ病院の漢方を扱う医師と相談したところ、十全大補湯の併用を勧められました。Eさんがすがる思いで服用しはじめると、次第に食欲が戻り、体力も回復し、6ヵ月ほどの治療の後、職場にも復帰できたのです。 白血病といわれたときは死を覚悟したEさんですが、今は前向きな気持ちで人生を謳歌しています。 ・現代病名:白血病 |
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〈手術後の貧血と疲れやすさが改善した〉 青果店を営むW代さん(37歳)は、毎日忙しく立ち働いていましたが、昨年胃潰瘍で手術を受けて以来、体力がめっきり落ちてしまいました。店に出ても貧血でくらくらし、食欲もないことが多く、無理な仕事など、とてもできない状態です。 青果店ですから、ホウレンソウは毎日扱っています。貧血を意識するようになってからは、売れ残ったホウレンソウを晩のおかずによく使うようにしましたが、そう簡単に貧血は改善しません。 そこで、漢方療法を実践することにしました。漢方に詳しい専門の薬局に行き、症状を話すと、十全大補湯という漢方薬を処方されました。 5ヵ月ほど服用を続けるうちに、疲れが取れ、以前の体力を取り戻してきました。 ・現代病名:貧血 |
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〈長引く咽頭炎が完治〉 看護師のMさん(51歳・女性)は、のどが痛んだので、勤務先の漢方を処方する医院でみてもらったところ、咽頭炎を発症していると診断されました。20代の看護師Tさんも同様の症状で、二人とも虚証タイプだったため、麻黄附子細辛湯と桂枝湯が処方されました。 しかし、Tさんが2、3日で治癒したのに対し、Mさんは改善せず、処方を柴胡桂枝湯に変えてもらったのですが、やはりかんばしくありません。実は、Mさんは医院の休診日に夫の実家で介護をするなど、休息が取れない状況で、体力が落ちていたのです。 そこで、柴胡桂枝湯に十全大補湯を加えて処方してもらい、3日間服用したところ、症状はすっかりなくなりました。 ・現代病名:咽頭炎 |
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〈余命3ヵ月が漢方で2年以上延命している〉 大手家電メーカーの経理課長を務めていたEさん(63歳)は、2年前から腹部の痛みに悩まされていました。定年をきっかけに病院で精密検査を受けたところ、腹腔内の腸間膜にかなり進行した悪性腫瘍が発見されたそうです。担当医は、早急に摘出手術を試みようとしましたが、腫瘍を摘出すると大出血の恐れがあるため、開腹してもすぐに閉じてしまう成り行きになってしまい、その後の抗がん剤治療もほとんど効果がありませんでした。 医師から余命3ヵ月との告知を受けたEさんの奥さんは、質の高い余命を全うさせたいと考え、知り合いの漢方薬局で相談すると十全大補湯を勧められました。 Eさんに服用させたところ、食欲が出はじめ徐々に体力も回復し、昨年は日帰りの旅行にも出掛けられるようになったのです。 医師の告知から2年以上経過しましたが、Eさんは今も前向きな闘病生活を送っています。 ・現代病名:悪性腫瘍 |
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〈抗がん剤の副作用が治まる〉 胃がんが再発して、手術はできず、抗がん剤を投与されたHさん(64歳・男性)は、貧血がひどく、吐き気がして、まったく食欲がなくなり、抗がん剤を使えなくなってしまいました。副作用さえ出なければ、抗がん剤が大変効くタイプのがんであったので、なんとかしたいと漢方の専門家を訪れました。 そこで、人参湯と十全大補湯を処方され、服用したところ、だんだん副作用が出なくなり、抗がん剤治療を無事受けることができたそうです。体重も48㎏まで落ちていたのが58kgにまで回復し、希望が持てるようになったということです。 ・現代病名:胃がん |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
気血両虚(気血不足) »
心陰虚 »
中気下陥(脾気下陥) »
脾不統血(気不摂血) »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…補法:気血陰陽あるいは臓腑の虚損を補養する治法です。 |
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【中薬大分類】補益剤…正気を補う方剤です。補益薬を主体にして正気の不足である虚証を改善する方剤です。扶正剤・補剤ともいいます。 【中薬中分類】気血双補剤…気血を同時に補う方剤です。気虚と血虚がほぼ同等に存在する気血両虚に使用します。 |
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裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)、血虚(血流不足・貧血症状)、気虚(心身疲労)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】気血両虚(きけつりょうきょ) 【中医学効能(治法)】 気血双補・温陽祛寒・補気・養血・補陽 【用語の説明】(term) 気血双補剤(きけつそうほざい) »…補気剤と補血剤の構成を合方したものになります。ただし、血虚は多くの場合気虚に不随して発生するので、気血双補剤の主体は補気にあります。 温陽(おんよう) »…温める力を補充することです。 気血両虚(きけつりょうきょ) »…気と血が両方不足した状態。気の力で血が生成されるため、気が不足すると血も不足しやすいです。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 湿潤で微白苔あるいは無苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 沈細あるいは微弱です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
本剤15.0g中 日局ニンジン2.5g、日局オウギ2.5g、日局ビャクジュツ3.5g、日局ブクリョウ3.5g、日局トウキ3.5g、日局シャクヤク3.0g、日局ジオウ3.5g、日局センキュウ3.0g、日局ケイヒ3.0g、日局カンゾウ1.0g 上記の混合生薬より抽出した十全大補湯の水製乾燥エキス8.5gを含有する。 添加物:ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。
【組成成分】…次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。 |
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれることがある。]
2.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊娠中の貧血の場合によく使用されます。
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
補足説明
【関連項目参照】
【十全大補湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
補中益気湯 » …本方と同様に体力が衰え、四肢倦怠感、食欲不振などを訴えるが、貧血症状や皮膚乾燥のない場合に用いる。(気虚と中気下陥) | |
真武湯 » …疲労倦怠感は本方ほどではないが、気力が衰えて、下痢・手足の冷え、めまい、身体動揺感などを訴える場合に用いる。(陽虚と水毒) | |
小建中湯 » …体力虚弱者、とくに小児で疲れやすくて血色がすぐれず、腹痛、鼻出血などを訴え、腹直筋の緊張を認める場合に用いる。(五蔵虚労) | |
六君子湯 » …体質虚弱の人で、心窩部の膨満感、食欲不振、疲労倦怠感などがあり、心窩部振水音を認める場合に用いる。(脾虚の湿痰) | |
製薬会社・電話
【問合せ先参照】
医薬事業部 お客様相談室
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