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コタロー 五積散 エキス細粒
主 治
下半身の冷えからくる諸症状に有効な優しい漢方薬
冷えて腹痛・生理痛
【適応症】
胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、月経困難症、更年期障害、冷え症、頭痛、感冒、関節リウマチ、胃炎、胃アトニー、胃下垂、坐骨神経痛、胃・十二指腸潰瘍、胃痙攣、疝気(腸疝痛)、月経不順、白帯下、喘息、気管支炎、自律神経失調症、不眠症、心悸亢進、冷房病
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2165 | 3.0g×42包(2週間分) | 2,727円(税込) | ||
k2166 | 3.0g×168包(56日分) | 9,835円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【五積散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈心臓性喘息〉 32歳の婦人です。心臓性喘息と言われて10年も前から苦しんでいた。そのため人工流産を二度も行った。 足が冷えて小便頻数となり、暦傍より何か塊りがのぼってきて、心臓に向かってくると発作がおこるという。断末魔の苦しみである。脈沈遅で軟弱、心下に荷え、肝肥大して、心雑音を聴く。 五積散を与えたところ、非常に好転した。本方はよく肝を和し、脾を救い、気血を順らし、疾を去り、寒を逐う作用があるからであった。 ・現代病名:心臓性喘息 |
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〈冷房の冷え〉 40歳、女性、秘書。体格中等度の人で、左肩から左側胸部や左背中にかけて痛み、腕がだるくて力が入らなくなって、麻摩するのではないかと心配して来院されました。オフィスの机の左上方から冷風が流れてきており、冷房が入るようになってから痛み出したということでした。下肢は冷えるのに上半身はあつくのぼせる冷えのぼせの典型的な状態でした。冷房対策を行ってもらい、五積散をのんでもらいますと、症状は次第に軽くなり、2ヶ月の服用でよくなりました。 ・現代病名:冷え症 |
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〈肛門痛〉 44歳の主婦、Mさんの治験例です。Mさんは4月に草むしりをした後に腰が痛くなりました。腰とはいっても肛門の奥の方が痛むという症状で、外科や産婦人科でも診察を受けましたが、原因は不明でした。 半年以上たっても痛みがひかないため、Mさんは、漢方を扱う医院を訪ねました。そして、上熱下冷が著しく、足の冷えがかなりつらい、また下痢をしやすいとの訴えから、おなかの冷えがひどいと診断され、五積散加附子が処方されました。それから、毎日服用し続けたところ、半年以上も悩まされていた痛みが、わずか2週間できれいさっぱり解消してしまったのです。 女性の中高年期は、上熱下冷が認められることが珍しくありません。このような場合には五積散がよく用いられますが、特に冷えがひどい場合には附子を加えることで温補効果が高まり、より早く効き目が現れます。 ・現代病名:腰痛 |
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〈足腰の痛みに〉 55歳の女性。身長148㎝、体重55㎏。脂肪太りで体質は冷え症、小便の回数が多く、生理不順でした。 梅雨時に腰から足にかけて痛み があると言って相談。仕事が花屋さんで、水にさわると体が冷えると訴えられました。背中がゾクゾクするような風邪をよく引き、そ んなときや冷えたときに腰痛、足 の痛みが起こります。 風湿と判断し、五積散を1日3回、1回4錠服用していただきましたところ、1週間で風邪の症状は消え、2週間日で腰や足の痛みも消えました。併用薬は苓姜朮甘湯でした。 ・現代病名:足腰痛 |
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〈3ヵ月で目の乾きが解消〉 Rさん(35歳・女性)が漢方を扱う医院を訪れた最初の理由は、ひどいめまいでした。処方された真武湯を服用しはじめると、数ヵ月でめまいは改善したのですが、今度は目の乾きを強く自党するようになったのです。それまでも多少の自覚症状はあったものの、めまいの方がひどく、乾きは気にしていませんでした。下半身の冷えが強いRさんには再度、真武湯が処方され、加えて今回は五積散も処方されました。これを朝、昼、晩と交互に服用したところ、1ヵ月後には目が乾かなくなり、その2ヵ月後には、ほとんど気にならない程度にまで症状が改善したのです。 ・現代病名:目の乾き |
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〈胃弱の腰痛に五積散〉 女性60才、身長155㎝、体重53㎏のガッチりした感じの方である。1年ほど前からの腰痛で来店されました。問診をしてみると体がガッチりしているわりには胃腸が弱く、夏の冷房や冬の冷え込みで下痢気味になり、腰が痛むそうです。 胃腸機能が弱いことと冷・寒を考えて五積散を推売して用法・用量通りに服用して頂きました。 2~3ヶ月の服用で食べ物もおいしく食べれるようになり、下痢もしなくなりました。 腰痛も気にならないほど楽になり、その後常備薬として1年位服用を続けています。 ・現代病名:胃弱の腰痛 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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【中薬大分類】表裏双解剤…体表と体内を同時に治療する方剤です。 【中薬中分類】解表温裏剤…解表と温裏を同時に行う方剤です。 |
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裏(表)寒虚(り(ひょう)かんきょ) …証(体質・症状)が、寒証(冷え)、虚証(体力中くらい)、湿証(水分停滞)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】【気血津・臓腑証】 ●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】寒湿困脾(かんしつこんひ) ● > 女性の使用が多い方剤です。 【中医学効能(治法)】 温経散寒・温中散寒・理気化湿・補血活血・辛温解表・通絡調経・利水・止痛 【用語の説明】(term) 温経散寒法(おんけいさんかんほう) »…温・熱性の生薬を用いて体を温め、寒邪を除き関節痛や冷えを治療する方法です。 温中散寒法(おんちゅうさんかんほう) »…温・熱性の生薬を用いて脾胃を温め、腹痛や冷え下痢などを治療する方法です。類語:温裏散寒法(おんりさんかんほう) 理気(りき) »…理気:気の流れを良くすることです。気(氣)を正常に巡らせ機能を回復する治療法です。 化湿(けしつ) »…体内の余分な水分を排出させることです。 補血(ほけつ) »…血を補うことです。=益血、養血。 活血(かっけつ) »…血の流れを良くすることです。 辛温解表法(しんおんげひょうほう) »…辛温解表法:辛温の薬で温め風寒の邪を体表から発散させる治療法です。悪寒、頭痛、発熱を治します。類語:祛風散寒法(きょふうさんかんほう)。 通絡(つうらく) »…経絡の気の流れを良くすることです。 調経(ちょうけい) »…月経を調節することです。 利水(りすい) »…腎を温めて、脾を健全にすることです。尿や発汗のことです。水気を下行させて通利することです。利尿、導尿がそれです。薬物では猪苓・沢瀉・通草などにその作用があります。 止痛(しつう) »…痛みを止めることです。 寒湿困脾(湿困脾胃)(かんしつこんひしつこんひい) »…湿邪によって脾胃の運化機能が障害されたものです。清涼飲料水の摂取過多・果物や生物の過食・潮湿の環境・雨に長くぬれるなどの条件によって発生しますが、本来脾胃が虚弱で津液の運輸が十分行われず痰湿が生じた方が罹患することが多いです。 中寒(ちゅうかん) »…寒冷に中る(あたる)ことです。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 乾湿中間、賦白苔です。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 浮弦あるいは沈で遅です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
本剤9.0g中
日局ソウジュツ…2.0g
日局ビャクジュツ…2.0g
日局チンピ…2.0g
日局ブクリョウ…2.0g
日局ハンゲ…2.0g
日局トウキ…2.0g
日局コウボク…1.0g
日局シャクヤク…1.0g
日局センキュウ…1.0g
日局ビャクシ…1.0g
キコク…1.0g
日局キキョウ…1.0g
日局ケイヒ…1.0g
日局マオウ…1.0g
日局タイソウ…1.0g
日局ショウキョウ…0.3g
カンキョウ…1.0g
日局カンゾウ…1.0g
上記の混合生薬より抽出した五積散の水製乾燥エキス5.5gを含有する。
添加物:ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖、プルラン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムを含有する。
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1.病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
2.著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があらわれるおそれがある。]
3.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
4.発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
5.狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
6.重症高血圧症の患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
7.高度の腎障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
8.排尿障害のある患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
9.甲状腺機能亢進症の患者[これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
重要な基本的注意
1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
補足説明
【関連項目参照】
【五積散類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯 » …本方に比して裏寒が著明、下腹部、腰部、下肢の痛みや四肢末端の冷えが顕著な場合に用いる。(血虚受寒) | |
当帰芍薬散 » …体力の低下した冷え症の人で、月経異常や下腹部痛があり、四肢の痛みは伴わない。血虚+水毒の証。 | |
桂枝加朮附湯 » …本方に比して体力が一層低下した人で、盗汗をかきやすく、四肢関節の腫脹、痔痛を訴える。(寒湿痺) | |
八味地黄丸 » …中年以降とくに老齢者で、下半身の脱力感、痛み、しびれや腰痛などがあり、排尿異常とくに夜間の頻尿を訴える場合に用いる。腎虚の証。 | |
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医薬事業部 お客様相談室
06-6371-9106