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コタロー 平胃散 エキス細粒
主 治
急、慢性胃腸カタル、消化不良、胃アトニー、食欲不振に
湿滞脾胃(虚寒型胃腸疾患・胃内停水)/湿滞脾胃証を治療する燥湿運脾の代表方剤
【適応症】
急・慢性胃カタル、胃アトニー、消化不良、食欲不振、胃腸神経症、口内炎、胃炎、胃拡張
注 文
【注文欄】
商品番号 | 規格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k2181 | 2.5g×42包(2週間分) | 2,716円(税込) | ||
k2182 | 2.5g×231包(77日分) | 12,026円(税込) |
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症例・病例・治癒例
【症例参照】
【平胃散の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤をお奨めします。
〈胃痛〉 32歳、主婦。連日の暑さに毎晩ビールを飲み、1週間後に胃が痛く食欲がないと来院されました。日中は冷房は使わないけれど、夫が帰宅すると冷房を入れると言います。吐き気、便秘、下痢などはなく、胃の痛まないときは胃が重苦しくてたまらないと訴えていました。中肉中背の人で、腹も中等度の軟らかさでした。平胃散をのんでもらうと、胃の痛みもとれ、1週間ほどのんですっかりよくなりました。 ・現代病名:胃痛 |
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〈平胃散で食事の量が減った〉 都内の美容院でアシスタントをしながら美容学校に通っているAさん(18歳・女性)は、3年前から異常な食欲の高ぶりを感じ、一度の食事で3、4人前を食べ、さらにスナック菓子やピザを食べるという食生活を送っていました。Aさんのあまりの大食ぶりに、最初はおもしろがつたり、あきれたりしていた同僚たちも、そのうちAさんの食欲は病的ではないかと心配するようになり、しきりに心療内科での診察を勧めるようになりました。 Aさんがしぶしぶ病院に行くと、神経性大食症との診断です。3年前に一人暮らしを始めたことがストレスとなり、食欲異常になっているのではないか、とも言われました。その後Aさんは、食事指導とカウンセリングを月に2回受けましたが、食欲は一向におさまりませんでした。 そんなとき、同僚に紹介された漢方薬局を訪ねたところ、平胃散を飲むように勧められたのです。現在、Aさんは平胃散を1日3回飲みながら、カウンセリングを受けています。 まだ食欲は衰えませんが、明らかに食事の量は減ってきているとのことです。 ・現代病名:神経性大食症 |
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〈平胃散で胃の痛みが楽になった〉 会社員のKさん(46歳・男性)は、中肉中背で、これといった病気をしたことがありませんでした。ところが、課長に就任したころから、仕事に関するストレスを感じるようになったのです。ある日、Kさんは就業後に親睦を兼ねて部下たちと飲みにいきました。生ビールをジョッキで数杯飲んで帰宅しましたが、それほど酔っていたわけではありません。しかし、布団に入って寝ようとしたところ、急に胃の辺りが痛みはじめ、寝ることすらできなくなってしまったのです。 翌日も胃の痛みは消えず、背中にも反射の痛みが出て、食事ものどを通りません。 そこで、Kさんは漢方を扱っている医院を訪れたのです。Kさんを診察した医師は、中間管理職の精神的ストレスと冷たいアルコールが原因の急性胃炎と診断し、平胃散を処方しました。平胃散を服用しながら体を温かくして、消化のよいものを少量食べるようにし、1日安静にしていたところ、胃の痛みがなくなり、Kさんは翌日出社できるまでに回復しました。 念のため平胃散を4日間服用し続けたところ、普通食に戻ったそうです。 ・現代病名:急性胃炎 |
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弁証論治
【弁証論治・概要】
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
…症状・所見→四診→証→治法→方剤
食滞 »
寒湿困脾(湿困脾胃) »
【自覚症状図】
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
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…消法:消食導滞・散結消堅の効能により、気・血・痰・食・水・虫などが積聚した有形の滞結を徐々に消散させる治法です。 |
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【中薬大分類】祛湿剤…停滞した水液(湿)を除去する方剤です。きょ湿薬を主体にし、化湿利水・通淋泄濁の効能によって水湿の邪による病変を改善する方剤です。 【中薬中分類】燥湿和胃剤…湿を乾燥して脾胃を調節する方剤です。 |
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裏寒虚(りかんきょ) …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(体力中くらい)、湿証(水分停滞)の方に適応します。 …人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 【臓腑弁証】●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。 【証(病機)】寒湿困脾(かんしつこんひ) 【中医学効能(治法)】 運脾除湿(燥湿芳化)・理気化湿・和胃・健脾 【用語の説明】(term) 除湿(じょしつ) »…体内の余分な水分を排出させることです。 理気(りき) »…理気:気の流れを良くすることです。気(氣)を正常に巡らせ機能を回復する治療法です。 化湿(けしつ) »…体内の余分な水分を排出させることです。 寒湿困脾(湿困脾胃)(かんしつこんひしつこんひい) »…湿邪によって脾胃の運化機能が障害されたものです。清涼飲料水の摂取過多・果物や生物の過食・潮湿の環境・雨に長くぬれるなどの条件によって発生しますが、本来脾胃が虚弱で津液の運輸が十分行われず痰湿が生じた方が罹患することが多いです。 |
【証の判定画面】
診断のポイント
【ポイント参照】
舌 診
【舌診参照】
【舌診】(tongue) 淡白、湿潤、白膩苔を見ます。
脈 診
【脈診参照】
【脈診】(pulse) 軟(濡)緩です。
使用方法
【使用方法参照】
成 分
【生薬参照】
製剤・薬剤形状
【製剤・薬剤形状参照】
使用上の注意
【注意参照】
補足説明
【関連項目参照】
【平胃散類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
半夏瀉心湯 » …体力中等度以上の人で・心窩部膨満感・下痢・食欲不振などは本方と同様だが・腹証に心窩部の抵抗・圧痛・心下居硬を著明に認める。少陽病脾胃不和。 | |
茯苓飲 » …体力中等度の人で・心窩部膨満感および振水音がともに著明で、下痢を伴わない場合。胃内停水に対する基本処方。 | |
安中散 » …虚証、冷え性の人で、慢性に経過した心窩部痛があり、胸やけなどを伴う場合に用いる。胃寒による心下部痛の処方。 | |
人参湯(理中丸) » …体力の低下した冷え性の人が腹壁の緊張が弱く、時に心窩部痛がある場合に用いる。脾陽虚、裏寒証に対する基本処方。 | |
六君子湯 » …体力の低下した人で・胃腸虚弱で腹壁の緊張が弱く・心窩部に著明な振水音を認め、全身倦怠感、手足の冷えなどのある場合。脾気虚と痰飲。 | |
胃苓湯(平胃散+五苓散) » …本方の使用目標に似ているが、口喝、尿量減少のある場合に用いる。本方に五苓散を合わせたもので内飲蓄水の証を伴う。 | |
製薬会社・電話
【問合せ先参照】
医薬事業部 お客様相談室
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